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しばらくして、秋那が泣き止むと雪奈が話し掛けてきた。
雪奈「秋那ちゃん話しがあるんだけど良い?」
秋那「・・・・何?」
秋那は泣いていた事もあり、潤んだ瞳+上目遣いという最強コンボで聞いてきた。
雪奈「ちょ、ちょっと待ってね?(頬擦りしたい~///)」
秋那「・・・・?・・・うん・・・」
そう言うと、雪奈は柑奈とひそひそ話しだした。
雪奈「・・・・を・・・・・して・・・・・・けど・・・・メ?」
柑奈「・・・・うん・・・・・そう・・・・・良いわよ♪」
秋那「・・・・・・?・・・・・?・・・・・?・・・」
秋那(何を話してるんだろ?)
雪奈「じゃあ良いのね?」
柑奈「ええ♪良いわよ♪」
どうやら、話し合いは終わったようだ。
雪奈「・・・・・秋那ちゃん・・・・・家に来ない?」
秋那「・・・・・・・?」
雪奈「あ~💧・・・・・少しわかりにくかったわね💦・・・・・・じゃあもう一度、秋那ちゃん・・・・私達の家族にならない?」
秋那「・・・・・・え?」
秋那はまだよくわかっていないようだ。
雪奈「要するに、霧島家に養子として来ないかって事なんだけど?」
秋那「・・・・え?・・・・えぇ!?」
雪奈「・・・・・嫌・・・・だよね・・・・ごめんね?いきなりこんな事言っちゃって・・・・・・この話しは聞かなかった事に「ち、違うの!!!」え?」
早とちりして話しをやめようとしている雪奈の言葉を遮って秋那が喋りだした。
秋那「・・・違うの・・・嬉しいの・・・・でも・・・・私なんかが養子に・・・家族になって・・・・良いの?」
雪奈「秋那ちゃん・・・いえ秋那?私なんかが、なんて言っちゃダメだよ!!私は・・・私達は秋那だからこの話しをしたの・・・・他の誰でもない秋那だからよ?・・・・・・もう一度聞くわよ?・・・・・・秋那・・・私達の家族にならない?」
秋那「・・・はい!!」
柑奈「これからよろしくね♪秋ちゃん♪」
秋那「はい!!柑奈さん!!」
雪奈「秋那?違うでしょう?」
秋那「・・・・?・・・何が?」
雪奈「呼び方よ!!呼び方!!柑奈さんじゃなくてお母さんでしょ?」
雪奈は腰に手をあて前屈みになり、人差し指を顔の横に立てて子供を叱るようにして秋那に言った。
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