第01話 新しき太陽

2/10
前へ
/68ページ
次へ
朝。 とある公園では、朝のランニングや散歩を楽しむ者や、通勤する者達がいた。 その中で一際目立つ者がいた。 彼女は朝の公園の風景を写真に納めていたのだ。 ランニングで汗を流している人、ベンチで一人黄昏ている人等を写真に納める。 それが彼女の趣味であり、仕事であった。 彼女の胸には『風景社』という会社名、『風上 李乃』という彼女の名が記されたプレートが付けられている。 カシャッ・・・カシャッ・・・ 李乃「ん~っ♪気持ち良い朝だなぁ今日は♪」 そう言いながら写真を撮る李乃の背後から一人の男がやって来た。
/68ページ

最初のコメントを投稿しよう!

429人が本棚に入れています
本棚に追加