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朝。
とある公園では、朝のランニングや散歩を楽しむ者や、通勤する者達がいた。
その中で一際目立つ者がいた。
彼女は朝の公園の風景を写真に納めていたのだ。
ランニングで汗を流している人、ベンチで一人黄昏ている人等を写真に納める。
それが彼女の趣味であり、仕事であった。
彼女の胸には『風景社』という会社名、『風上 李乃』という彼女の名が記されたプレートが付けられている。
カシャッ・・・カシャッ・・・
李乃「ん~っ♪気持ち良い朝だなぁ今日は♪」
そう言いながら写真を撮る李乃の背後から一人の男がやって来た。
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