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その平和を切り裂く悲鳴は突如として響く。
加賀美「!!」
李乃「!!」
二人は予想打にしない不意討ちに咄嗟には反応出来なかった。
加賀美「・・・何だ??」
李乃「な、何!?何なんですか!?」
反応しはじめた二人は、悲鳴が聞こえた方へ視線を向ける。
加賀美「李乃ちゃん?此処から動かないでね?落ち着いて・・・。」
加賀美は李乃なだめその場に動かぬよう指示、自分は悲鳴のした方へゆっくり向かう。
李乃「!!!」
拳銃を取り出しながら・・・。
一歩一歩、加賀美は足を進めていく。
周りは悲鳴に驚き逃げる者、恐怖でその場にしゃがみこみ動けなくなる者、親とはぐれ泣く子供。
先程の公園は掌を返すように180度一転していた。
僅か一瞬で・・・
その時だった。
ヒュッッ!!
李乃「!?」
一陣の風が吹く。
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