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加賀美「危ないっ!!」
加賀美は李乃に庇うように飛び込む。
李乃「きゃっ!!」
地面へと倒れ込む瞬間に強烈な風が二人を襲った。
李乃「うぅ、痛い・・・加賀美さん・・・!!加賀美さん!!その腕・・・」
李乃は自分に覆い被さる加賀美を見る。
そして、加賀美の右肩に切り裂かれた痛々しい傷を見つける。
が・・・・
李乃「加賀美・・・・・さん・・・?」
加賀美は真っ直ぐ、自分の傷を無視し、只真っ直ぐ前を見つめていた。
加賀美「・・・ワーム?」
李乃「???」
加賀美は確かにそう呟いた・・・
李乃も加賀美が向く方、つまり頭上へ視線を向ける。
強風が通り過ぎた先にある人影。
いや、それは人では無かった。
李乃「なっ・・・・・!?」
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