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「吹侑兄ィ。多崎君に何があったの?」
吹「…柚稀。航瑳の過去に何があったか、俺も今日知ったし。最後に会ったのはアイツが中一の時だったからなぁ。」
吹侑兄ィは物思いにふけながら言う。
「教えてよ…」
アタシはただ純粋に知りたいと思った。
アタシたちの部屋に戻ってきた時、無理に笑ってるように見えたから…
吹「俺からは言えない。いや…言わない。」
「……」
吹「柚稀。お前は航瑳とこれから一緒にいるだろ?きっと、何らかの形でお前も知ることになる。アイツが自然と言いたくなるまで待て…」
「分かった…多崎君が言ってくれるまで待つ。アタシからは聞かない。」
吹「悪いな。」
吹侑兄ィはそう言うと自分の部屋へ戻っていった…
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