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ｻﾞﾜｻﾞﾜ…
｢なんか騒がしくない?｣
放課後とはいえ教室にはまだ何人か残ってるし､廊下にも人は結構いる｡けど ここまで騒がしくなるはずはない…
｢誰か来てるみたいだね｡もしかして拓ちゃんが遅すぎるからあっちから来たんじゃない?｣
｢まっさかー｣
怒って帰ってるはずだし､俺みたいな平凡野郎にそこまでする人いないだろ｡
｢その まさか なんだよねー｣
突然 背後から声がした｡慌てて朔を見るが朔が言った訳ではないらしい｡
じゃあ 一体誰が…
｢いきなり驚かしてごめんね?あたしは 秋月薫 学園じゃ結構知られてる方なんだけど知ってるかな?｣
知ってるも何も秋月薫と言えば学園のﾏﾄﾞﾝﾅと呼ばれる程の美女だ｡
まさか あのﾗﾌﾞﾚﾀｰくれたのって…
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