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俺は高校2年生。一応、この辺りでは進学校と呼ばれる高校に通っている。
だからといって、特別真面目でもなんでもない。
風貌からして、茶髪にピアス、制服はだらしなく着ていて、周りからはヤンキーと間違えられる事もある。
女の子関係だって、自慢できるほどの清く正しい付き合いって訳じゃない。
ただ、進学校のせいか、ある程度の成績を取っていれば、教師も親も文句は言わない。
だから、好き勝手な生活を当たり前に送る事ができていた。
教室に入って行くと、
「お~、竣。早いな、今日は。」と声がかかる。
親友の三枝卓弥だった。
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