#01 プロローグ ~森永千代子の場合~

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「そんな顔しないでよ」 チョコはゆっくりと立ち上がった。 「さくらが天国に行けるように、私頑張るから」 色素の薄い半透明のさくらの顔を見つめ、にっこり微笑んだ。 さくらはありがとう、と微笑み返す。 「さて。もうひと頑張りしますか」 チョコは掘った場所をきれいに埋め直し、折り紙で作った花を木に付けた。 そしてチョコたちは次の桜の木へと向かった。 ____桜の木の下には死体が埋まっている____ さくらを天国へ行かせてあげたい だから私はさくらを捜す 桜の木の下からさくらを救う
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