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じゃあ、あれがいも掘り遠足でなければ何をしに行くのか。
地面を掘るための大きなスコップ。
大きく膨らんだリュックサック。
あのリュックの中身がお弁当や300円以内のおやつや、デザートかおやつかあやふやなバナナじゃないとしたならば。
「…死体を埋めに…」
あのリュックの中にロープやブルーシート、軍手なんかが入っていたら、その可能性は高い。
「………」
なーんて。妄想バンザイ。
『次は図書館前。次は図書館前。お降りの方はボタンを押してお知らせください』
機械的な女性のアナウンスに、ボタンを押して知らせる。
バスは速度を落とし、バス停に停まった。
バスを降りるとすぐにバスは次のバス停へ出発した。
さて。今日はミステリーでも読もうかな。
レイトは図書館に向かって歩き出した。
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