3人が本棚に入れています
本棚に追加
私はリンゴ。
今は訳あってご主人様と一緒に住んでいないんだけど、ご主人様と会えたことに後悔なんかしてないよ。
…ご主人様と出会った頃、まだ私は本当に小さかった。
産まれてすぐに狭い小屋に入れられた私は、本当のお母さんの顔を覚えていない。
気がつくと私はペットショップに並べられていた。
あの頃の生活は最低だった。
私は鼻を触られるのがとても嫌い。
なのに、あのころは朝から晩まで子供達に囲まれていた。
小屋のアミの間から指を突っ込まれて鼻をつっつかれてた。
私がうたた寝してても、鼻をつっつかれて起こされてた。
逃げたくても小屋にはそんなスペースはない。
逃げたくてジタバタしていると、私の世話をしていた人に捕まえられて、子供達に無理矢理ベタベタ触られることもあった。
最初のコメントを投稿しよう!