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「どんなに拷も……問い詰めても、彼は
『別にそんな関係じゃないよ。彼女達は妹なんだ』
って言い訳ばかりなの……。彼のことは信頼したいけれど、その妹と彼は全然似てないんだもの」
確かに、それでは男らしさの欠片もない。
先輩が不安になったってなんの不思議もない。
ならば、いっそのこと……。
「あの、先輩っ!!」
気がつくと、僕は彼女に向かって声を張り上げていた。
いつかのような棒読みではなかった。
そして、それはちょうど僕達が注文した品がテーブルに運ばれてきた時のことだった。
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