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「待って！！」
僕の告白を遮ったのは、先輩の悲痛な叫び。
先輩は僕の唇を人差し指で押さえ、発言禁止の合図。
「……お願い。それ以上言わないで。お願いだから…………」
先輩の声音は困惑も色を滲ませ、震えていた。
「私、貴方の言いたいことは分かってるつもりだから……」
「なんでですか……」
何故、先輩には僕の考えていることが分かったのか。
何故、僕が自分の言いたいことを口にしてはいけないのか。
「私が人の心を読めるって言ったら、信じられる？」
「先輩はいつから電波少女になったんですか……」
僕の周囲には、そんなことを言う奴が数人いたけど、全員が詐欺師だったし。
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