序文

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戦乱と飢饉のさなか、サルバラードという国で革命が起きた。 それにより、従来の王政、貴族が魔法で平民を支配するという図式は、崩壊。 平民は貴族の特権であった魔法教育を要求。貴族は渋々折れた。 時は流れ、十数年。 この国第二の首都、ブライス。大貴族カーライト家が牛耳るこの地に、国立北魔法学校は建っている。 そこには平民と貴族が共学しており、黒ローブの平民は実力順にA~Gクラスに属し、虹色に色分けされた紫~赤の腕章をつける。一方、白ローブの貴族は無条件にSクラスに属す。 今から語るのは、そんな魔法学校を舞台に紡がれる、小さな小さな物語。
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