老婆の夢

4/6
前へ
/40ページ
次へ
カタッ コトッ 一個一個石をひっくり返していく 老婆は何も喋らない。 しばらくすると、老婆が口を開いた。 「のぉ、兄ちゃん、もし、わしの目玉が見つからなかったら…‥あんたの両足を、もらってもえぇかのぉ?」 俺は驚き、老婆の方を向いた。 老婆は目玉の無い不気味な顔で、こっちを見ながらニタ~ッと笑っていたんだ。 ビビった俺は必死になって目玉を探してた カタッ コトッ カタッ コトッ なんとか婆さんの両目玉を見つける事ができた。 俺は、気持ちが悪いのも忘れてその目玉を掴んだ。 目玉を掴んだ時のブニッとした感覚は手に残ったままだ。 俺は何も言わずに婆さんに目玉を渡した 「おぉ‥ありがとよ」 言葉とは裏腹に婆さんの声は悔しそうだった。 そして、俺は夢から覚めた。 だが、夢から覚める瞬間に声がしたんだ。 「あともう少しだったのに」 と言う婆さんの声が‥ ………って言う夢を見たんだ、どうだ、怖いだろう? 言っておくけど、この話を聞いた人は、マジでこの夢をみるぞ! 俺も、この話を聞いたらこの夢を見たんだからな みんなこの話を聞いて怖がっていたが 夜も遅いし明日も練習で早いので寝る事になった。 だが、怖がりの奴が1人いた。 そいつの名前はMと言うのだが、すっかり先輩の話を信じてしまい 寝ないようにしていたが、練習の疲れもあり結局眠ってしまった。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

50人が本棚に入れています
本棚に追加