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カタッ コトッ
一個一個石をひっくり返していく
老婆は何も喋らない。
しばらくすると、老婆が口を開いた。
「のぉ、兄ちゃん、もし、わしの目玉が見つからなかったら…‥あんたの両足を、もらってもえぇかのぉ?」
俺は驚き、老婆の方を向いた。
老婆は目玉の無い不気味な顔で、こっちを見ながらニタ~ッと笑っていたんだ。
ビビった俺は必死になって目玉を探してた
カタッ コトッ カタッ コトッ
なんとか婆さんの両目玉を見つける事ができた。
俺は、気持ちが悪いのも忘れてその目玉を掴んだ。
目玉を掴んだ時のブニッとした感覚は手に残ったままだ。
俺は何も言わずに婆さんに目玉を渡した
「おぉ‥ありがとよ」
言葉とは裏腹に婆さんの声は悔しそうだった。
そして、俺は夢から覚めた。
だが、夢から覚める瞬間に声がしたんだ。
「あともう少しだったのに」
と言う婆さんの声が‥
………って言う夢を見たんだ、どうだ、怖いだろう?
言っておくけど、この話を聞いた人は、マジでこの夢をみるぞ!
俺も、この話を聞いたらこの夢を見たんだからな
みんなこの話を聞いて怖がっていたが
夜も遅いし明日も練習で早いので寝る事になった。
だが、怖がりの奴が1人いた。
そいつの名前はMと言うのだが、すっかり先輩の話を信じてしまい
寝ないようにしていたが、練習の疲れもあり結局眠ってしまった。
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