欧州方面異常アリ

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イスタンブール… オデッサに面してる黒海と地中海を繋ぐボスボラス海峡、ヨーロッパとアジアを繋ぐ陸上ルート… これほど重要な拠点をジオンが見逃すはずもなく、3月1日第一次地球降下作戦の際に第一機動師団がアラル海北東部のバイコヌール基地を制圧し、カスピ海の北部を通過した後にオデッサ基地制圧を目指す本隊から、分離し黒海東岸を南下してイスタンブールを目指した部隊がいた。 この部隊は本隊の降下に先んじる2月15日に降下し降下地点の選定偵察と重力下の運用データの収集を目的としたMS教導師団実験中隊5個は、本隊が降下するまで潜伏していた。 MS教導師団実験中隊は迅速に黒海南岸を西進しイスタンブールを迅速に制圧した。 一時はベルファースト基地・イギリス以外の欧州を制圧した欧州方面軍だが、ドズル・ザビ指揮下の地上制圧軍・欧州方面軍とキシリア・ザビ指揮下の機動突撃軍オデッサ資源採掘部隊(オデッサ防衛部隊)との不協和音(補給、補充、連絡、情報その他の連携)により、西ヨーロッパと地中海沿岸地域は連邦の元に帰してしまった今、最前線となったこの地は、欧州方面軍のオデッサ防衛上最重要拠点となった。 しかし、欧州方面軍とオデッサ防衛部隊の溝は埋まる事は無いまま月日が無駄に流れていく…
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