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俺達の討論は30分以上続いた。
誰一人譲る気配がないこの空気。俺が一番に手を打った。
｢なぁ、一度醤油で食べてみろよ？それから話をしよう｣
目玉焼きは既に冷えきってしまっているが俺は二人に目玉焼きを差し出した。
｢じゃあ、おにぃちゃんはソースを食べてくれる？｣
｢僕が食べたら砂糖も食べるんだね？｣
それは無理な相談だ。俺は目玉焼きに醤油以外で食べるなんて微塵にも思わない。
が……俺はその案に乗った。
なぜなら、二人が先に醤油で食べるとその魅力に気がついてくれると思ったからだ。
｢ああ、じゃあ先に食べてみろよ！｣
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