act.2

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ピーンポーン 珍しい時間帯の来客に若干の疑問を抱きながら 誰だろ?こんな時間に 私は作っていた目玉焼きを手早くお皿に移すと、エプロンをつけたまま玄関先へと急いだ。 「はぁい!どちらさまですか?」 「......」 ……ん?返事がない。 私は暫く黙って様子を見ていたが、突然ある人物の存在に気がついた。 あっ、竜くんかなぁ。 きっと恥ずかしくて外でモジモジしてるのかも……。 もう相変わらずだなぁ。 なんて思いながら私は笑ってドアを開けた。 「いらっしゃ………!?」 しかし、そこには 全身を黒でオシャレにまとめた 超・超イケメンが立っていた。
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