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あの日の光景が頭から離れず、苦悩の日々が続いた。
親友に相談しようと思ったが、自分の恥をさらすようで結局言えない。
私の性癖。
何でも自分で抱え込んでしまう部分。
私は、あの日からセックスが嫌いになった。
正確に言うと…恐くなった。
過去の恋愛を振り返ってみても、こんな苦しい思いをしたことは一度もなかったのに…。
それでも諦めたくなかった。
レース仕立てのセクシーな下着を身に付け、甘く香る香水をふり、いつもと違う自分をアピールしてみたり…。
感度が良くなるように、下腹部に力を入れてギュッと締め付けてみたり…。
とにかく私は、なんとかヒロキを満足させようと必死だった。
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