壱章 城

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勉『早く、解いてくれよ。先に進みたいんだからさ』 剛『はいはい、がり勉は勝手にやってりゃいいだろ』 こいつの名前は叶 勉 勉強しか出来ない生意気なやつ。 剛が1番苦手としているタイプである。 佐紀『あ、渡辺…君。』 剛『ん?どうしたの?鈴木さん?』 佐紀『これ…』 剛『お!サンキュー! 先生!答えは4xです。』 先生『座ってよろし』 剛『ふ~、アリガトね鈴木さん。』 佐紀『いや…、そん…な、大した…事じゃないよ…』 この子は鈴木 佐紀 性格はかなり大人しい、でも勉強はかなり出来て、がり勉の勉よりはかなり上である。 いつも通り学校が終わり、俺たち2人はいつも通り近くの公園へと向かった。 最近はお金も無いので3人でこの公園でサッカーをして帰るのが日課になっていた。香織は塾があるため、滅多には来れないが。 しかも、この公園は穴場で小さい子も少ないし結構広い。 サッカーには最適な場所である。
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