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高宮哲次は毎日忙しい生活を送っていた。
3年になって、大学の方は落ち着いて来たのだが、週4回のバイトに加えて、バンド活動もやっていたからだ。
哲次がギターに目覚めたのは中学生の時にTVに映るあるバンドに出会ってからだった…。
そのバンドに魅了された哲次は、誕生日のプレゼントでエレキギターを買ってもらい、憧れのバンド目指して毎日練習をしていた。
高校に入ってからもそれは変わらず、勉強の方はからきしだったが、ギターの腕だけはメキメキと上達して行った。
だから、友達の渡辺淳也(ワタナベジュンヤ)から
「バンドを作ろう」
持ち掛けられた時には2つ返事でOKを出していた。
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