第二話

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仕方なく、真子が公園に向かうと、そこにはパトカーやら人だかりやらがたくさん集まっていた。 入り口に行くと、立入禁止のテープが貼られており、その近くに明美と碧の姿があった。 真子が入ろうとすると、警官に呼び止められる。 「ダメダメ!ここからは立入禁止だよ。関係者以外は入れないから……」 「……私は………」 説明しようとしたとき、中にいた碧が、警官に事情を話す。すると、テープを上に上げ、真子を中に入れた。 碧と一緒に明美のそばへ行くと、明美は真子に抱きつき、泣きじゃくる。 「真子ぉ~………」 「明美、何があったの?」 真子に聞かれ、明美は見た出来事を震えながら話し始める。  
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