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その言葉を聞いて、碧がすかさず返答する。
「出来るの?私達をあの人形から助けて!!」
「わかりました。その願い……叶えましょう」
ルシウスが持っていた人形を手にすると人形が一気に燃え上がる。
すると、どこからか悲鳴が聞こえ、木の上から焼け焦げた人形が落ちてきた。
その人形を見た3人は悲鳴を上げる。
『キャァァァァァァァ!!』
「大丈夫ですよ。この人形はあなた達にはもう、何もしませんから………。ですが、人の不幸を願った対価は、常に自分に返ってくることをお忘れなく……」
ルシウスの言葉に顔を青ざめた3人は、慌ててその場を去った。
その様子を見つめる美咲達。その視線にも構わず、笑顔を振り撒くルシウスは、一言添えると丁寧にお辞儀をして煙のように姿を消した。
「それでは、失礼致します。河内様………」
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