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一方。朝早く起きた真子は、なんとなく公園に来ていた。
昨日の事件があった後だけに、まだ立入禁止のテープが貼られている。
テープの外から中を覗いていると、急に携帯が鳴り響いた。
《………もう、なんなのよ………》
電話の着信を見ると、明美からだったが、番号がおかしい事に気付く。
真子が恐る恐る携帯に出ると、いつもと変わらない明美の声が聞こえてきた。
『もしもしぃ~。真子?昨日はごめんね~』
「うぅん。明美はもう大丈夫なの?碧は?」
『あぁ。大丈夫♪碧はね………ねぇ……真子。明美は………シンジャウヨ。ミンナデネガッタンダカラ。ソノアトニ真子ノネガイヲカナエテアゲル♪♪♪
キャーハハハハッ!!
タノシイネ、コノネガイ!ソシタラ本当ノネガイガカナウカラ……マッテテ、真子』
プツッ!
ツー ツー ツー……………
嫌な胸騒ぎがした真子は、すぐに明美のいる病院へ向かった。
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