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明美の病室へ向かうと、そこにはたくさんの看護婦が集まっていた。廊下には明美の両親がいる。
何分かすると、病室から医師が出てきて、明美の両親に話をしていたが、急に母親が泣き崩れた。
その様子を見て、真子は明美が死んだのだと悟り、病院を後にした。
病院を出ると同時に、真子の携帯の着信音がなる。
「………もしもし……」
『後、少シデ真子ノネガイガカナウ…………。マッテテ、真子』
「………!!!あなた、いったい誰なの!?いたずらもいい加減にしてよっ!!!!」
『ワタシハ、人形………真子ガ買ッタ人形…………。約束………守ルカラ……』
プツッ!
ツー ツー ツー ツー
「………冗談じゃないわ………人が死んで私だけ幸せになれるわけ………。私だけ?……………そうよ。もとはと言えば、私が買ってきたのよ。私が願いを叶えてもらう権利があるわ!!
だったら、叶えさせてもらうわ♪あんたの言う通りにね」
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