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『………ギャァァァァ!!ヨクモ……ヨクモ二度モ燃ヤシタナ!オマエ、絶対ニ殺ス』
消えた人形を確認すると、少女は桃子に手を伸ばす。が、少女の瞳が緋色だったため、桃子は恐怖で顔を歪ませた。
「イヤッ!!」
「桃子!!ごめんなさい、桃子が………」
「あ………あなたの目……」
由衣に言われた少女は、少し悲しげな表情をする。
「………そう言われるのは慣れてるから……。それより、早くここから離れた方がいいわ。ミクシーはもう、私達の言うことを聞かないから………」
「………あなたは?何で私たちを助けるの?」
「………ルシウスと契約したから。私は桜華。また願い事があったらきっと、店で会えるわ。それじゃあ」
桜華は三人にそう言うと、人形を追って校内に入っていった。
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