188人が本棚に入れています
本棚に追加
二人が感心しながら桜華の制服を見ていると、桜華が制服を手に取った。
「………着替えてくる」
「はい。サイズが違ったら教えてくださいね」
「………わかった」
そう言うと、桜華は二階の自室へと向かった。
自室へ戻ってから30分が経ったが、いっこうに降りてこない桜華を、ルシウスが呼びに行こうとすると、二階から降りてくる音が聞こえてきた。
待ちきれなくなっていた美夏が廊下を覗くと、そこには夏服を来た桜華が立っていた。
「桜華、可愛い!!」
「……えっ?……あっ!!ちょっと💦💦💦」
無理矢理、美夏に手を引かれ店に連れていかれると、梢が絶賛する。
「桜華、夏服似合う💕」
「サイズ、ピッタリのようですね」
「……あ………ありがとぅ、ルシウス………」
照れくさそうにお礼を言うと、ルシウスはニコッと笑って「はい」と答えた。
最初のコメントを投稿しよう!