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「ごめんね…」 と、お腹に話しかける。 不思議と、温かい気持ちが芽生える。 「…ちゃんとごはん食べなくてごめんね。 ちゃんと、パパがいるママじゃなくて、 ごめんね…」 枯れたはずの涙が一粒流れ落ちた。 小春は決心した。 「もう、泣かない。 この子の為にも、もっと強くならなきゃ。 もっとちゃんと生きなきゃ。」
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