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俺は顔を洗うと朝食のパンをくわえた。
そのまま口に押し込むと、事前に用意していた新品の制服を着た。
まだ固くて変な感じだ。
1月なのにまだまだ寒い。マフラーを首に巻くとそのまま玄関へ向かった。
「じゃあ、いってきま~す!」
「いってらっしゃい!」
姉ちゃんもそのまま大学に行くらしく、家に鍵をかけていた。
俺は学校へ向かって走り出した。幸い、昨日の運転手が学校の前を通ってくれたから、道に迷うことはなかった。
(目覚ましかけとけばよかった!さっきのパンが上がってきそうだ)
そんなことを思いながら、走りに走った。
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