~二人のサクレイル~

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魔理沙 「どういう…ことだぜ?」 妖夢 「私も全く意味がわかりません」 目の前に現れたサクレイルと名乗る二人の人物 どちらも身に纏うローブを脱いでいない為 本物かどうか確認が出来ない しかし、後から現れた人物 その人物が手にしている剣には見覚えがある そう、フランのレーヴァティン サクレイル 『貴様がサクレイルだと?  笑わせる』 サクレイル 「あんたが俺?  そっちの方が笑えるがな」 サクレイル 『………ふざけるなよ』 サクレイル 「俺はいつでも真面目さ  こうして偽者と対峙してる時でも  今日の晩飯のことを考えてるからな」 魔理沙 「…真面目じゃないぜ?」 妖夢 「ですね…」 サクレイル 『それは残念だったな  生憎、貴様は今日の晩飯を考える必要はない』 サクレイル 「なに?  迷惑料として飯でも奢ってくれるのか?」 サクレイル 『ここで死ねば  全てが終わるだろう!』 サクレイル 「はぁ~  面倒だぜ…」 見た感じ敵側のサクレイルが攻撃を仕掛けてくる それを味方に付いてくれているサクレイルが防ぐ 街中に乾いた音が響く 魔理沙 「どうする」 妖夢 「…加勢するべきなのか  そうじゃないのか…」 魔理沙 「二人の顔を確認出来ない以上  どちらが本物で偽者なのか判別できない…」 判断材料は今手にしている剣だけ 片方はレーヴァテイン、もう片方は違う剣 これだけを判断材料に… サクレイル 『どうした?  手も足も出ないのか?』 サクレイル 「ん?  足使って良いのか?」 そういうと相手が剣を振った隙を見計らい 顔面に思いっきり蹴りを喰らわせる
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