~序章~

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サクレイルが幻想郷から姿を消して随分と時間が経った それでも幻想郷に住む者たちの記憶からは消えることはない存在 それは大切な存在だったから そんなある日…   紫 「サクレイルの居場所が分かったわよ」   紫のこの言葉から 少女達は動き出した サクレイルに会える 高鳴る鼓動に少女達はすぐに行動に出た サクレイルのいる "浮遊郷"を目指して     魔理沙 「早くしろよ」   霊夢 「……」   魔理沙 「どうした?」   霊夢 「私行かない」   霊夢から驚くべき言葉が発せられた 「行かない」 何故?どうして? 霊夢だってサクレイルに一刻も早く会いたい一人だろう それなのに…   霊夢 「…私はいけないのよ」   魔理沙 「どういうことだよ?」   霊夢 「紫」   紫 「なに?」   霊夢 「浮遊郷に行くための道具  何個あるの?」   紫 「準備できたのは5個ね」   霊夢 「……」   魔理沙 「十分足りるぜ?」   霊夢 「2人」   魔理沙 「え?」   霊夢 「自然的に行ける人数は2人なのよ」   魔理沙 「どういうことだよ…」
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