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店員に案内され奥の席に座る…
熊輔「さ!どんどん食おうぜ!」
そうこうしながら一通り食事が終わった後先輩から『あの事件』のことを話し始めた…
熊輔「志狼さあの事件どう思う?」
あの事件とは2か月前に起こった山奥の集落の壊滅事件のことだ…
志狼「新手のテロだとか宇宙人が来ただとかいろいろ俗説はありますけどどれもいまいちですよね。」
熊輔「だよな。そんなレベルの話じゃないよな…」
志狼「ただあえて言うなら宇宙人の説はあながち間違ってないかもしれませんよ?」
熊輔「どういうことだ?」
志狼「あんな派手なことできるのは宇宙人ぐらいですよ。」
熊輔「そうだよな。俺らのとこにも来なきゃいいけどよ…」
志狼「そうですよね…第2、第3の事件はまったく別々の場所で起きていますからね…」
熊輔「とにかく気をつけて帰ろうぜ。」
志狼「そうですね。」
先輩に会計を済ましてもらい僕たちは帰路についた…
熊輔「しかし暖かくなってきたよな。」
志狼「そうですね。さすがに4月に入りましたから。」
僕たちはそんな雑談を交わしながら歩いていた…
男性「うわぁ!バケモノだぁ!」
志狼「!?」
道の先の方から男の叫び声が聞こえてきた!
熊輔「もしかして!?」
志狼「あの事件の?!」
熊輔「やばいな…とにかくここから離れよう!っておい志狼!」
僕は先輩が話し終わる前に声のした方へ走っていた…
熊輔「くそ!何考えてんだあいつ!」
先輩もすぐ僕のあとを追いかけてきた…
志狼「大丈夫ですか!?う!?」
僕が現場に着いた時には辺りの建物はボロボロになっていた…
熊輔「おい志狼!おまえ馬鹿か!こんなとこに来たら怪我するぞ!」
先輩が注意する言葉も僕の耳には届いていなかった…
ただ僕の目に映っているものを理解することで精一杯だった…
怪人「今日はここだ!どんどん破壊しろ!」
そして僕は謎の集団を指揮している怪人を目にした…
僕は自分の怒りを理性で抑えるのに必死になっていた…
熊輔「志狼危ない!」
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