~第二章~

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【大丈夫かな…】 仕事をしながら、ふと朱夏の事を思っていた。 朱夏は心が純粋で、とても繊細な子だと藍美は思う。 一見、すごく気が強そうに見えるが、本当は1人で悩みを抱えて、1人で泣いている。 【私じゃ朱夏の力にはなれないのかな…もっと頼ってよ。】 朱夏の前では、辛いことがあれば、ワンワン泣いた。 嬉しいことがあれば、飛び跳ねて笑った。 そんな風に朱夏に頼られたいと思う。 【てかなんかうちら正反対だなぁ…】 と思い、フッと小さく笑っていると、後頭部に痛みが走った。 「コラッ~勤務中」 店長にコツンとげんこつをもらい、 「す、すいません!」 ペコリと頭を下げると赤ランプが光る方へと走った。
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