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ーピピピッーピピピッー
今日もいつもと同じ電子音で目が覚めた。
…新着メール二通…
あれから4日…藍美からは毎日のようにメールが届いている。
【心配性だなぁ…】
フッ微笑み、カチカチと返信メールを作ってゆく。
藍美の気遣いがたまらなく嬉しかった。
心の支えだった。
そしてもう一通…ディスプレイには、
ー木戸社長ー
朱夏は個人経営の小さな中古車店の事務…OLをしている。
そして彼はうちの会社のお得意様だ。
朱夏が入社したての頃、初めて店に来た。
そして朱夏を見るなり、
「この子は営業してくれないの?この子が担当になるなら買ってもいい。」
とうちの社長にタダをこね、渋々OKをもらった。
そして営業知識が全くない朱夏も渋々、担当になったのだった。
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