はじめに

2/2
11人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
      「お前って、声だけ可愛いよな。でもじつはやせたら物凄く可愛くなるとか……………無いな」       青春期間突入の中学一年、某日。ある男子の一言。   そのときわたしはかたく心に誓った。 〈今に見てろよてめー!!!!!!〉       時は過ぎ、同窓会での一言。   『…整形した?』 『面影ゼロだけど…?』   Non! わたしは生まれてこのかた顔をいじったことはありません!! 整形はしてません。そうじゃないんです。そうじゃないけど、世の中には 『整形級メイク』 というものがあるんです!   人は、志と努力さえあればいくらでも変わります。  女の子として生まれたからは、綺麗にならなくてどうするんですか? 『綺麗になりたい』 そう思ったときから、人はもう美しくなる切符を手に入れている…少なくともわたしはそう信じています。   信じるものは救われる。 がむしゃらに美を追いかけ、そして暴走しながらなおも突っ走るわたしの 『美』 覗いてみますか?
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!