涼宮ハルヒの悪戯

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とりあえず俺は、いつものように部室へ向かう。 ドアをノックすると、「どうぞ~」と天使のような可愛らしい朝比奈さんの返事が来た。 「入りますよ~」 ドアを開けると、既にメンバーは皆俺以外そろっていた。 長門はいつものように何やら難しそうなハードカバーの本を読んでいる。 古泉は、朝比奈さんのお茶を飲んでいる。 ハルヒは、団長席に座ってトップページしかないSOS団ホームページを見ている。 「はい、キョン君お茶です~」 俺の目の保養となる朝比奈さんは今日も健気にメイド服でお茶を淹れてくれている。 そうして、古泉とボードゲームをして、解散する。 ここまではいつも通りだった。 「さようならー」 「それでは、皆さんまた明日、僕はこれで失礼させていただきます」 俺とハルヒを残して、皆次々と帰って行く。 「さて、俺も帰るか」 別れを告げようとハルヒの方を向くと、ハルヒは何故かモジモジしてうつむいていた。 ハルヒのいままでに見たことの無い表情に嫌な予感が脳を過ぎる。 ‥‥じゃあ、俺は帰るぞ」 「待って‥キョン…じ、実は、わ、私キョンの事が好きなのっ!!」 そう言ってハルヒは走り去って行った… な、なんだって!?ハルヒが望んだ事が実現になるなら俺は妄想を実現できるようになったのか!?
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