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「すみません・・・」
チェッ・・・せめてキスしてからだと良かったのに・・・。
そんな事を思いながら、でこを擦って、むくれてた。
現実なんてこんなもんで、私は生徒であの人は先生。
相手になんかされてない上に、同性だ。
あーあ・・・先生、彼氏とかいるんだろうな・・・。
悔しいな・・・。
でも
先生が好きだよぅ・・・。
授業が終わった時、私だけが先生に呼ばれた。
廊下に出ると先生は私に話しかけてきた。
「君は、家で寝てないの?」
「いえ。お昼からの授業って・・・どうしても満腹になって日差しも気持ち良くて・・・つい」
「あーら、そうー。そーだったのー。よーく覚えておくわね」
先生は、完全に怒ってた。
その理由、嘘なんだけど。
「今日の放課後は、帰らないで居残りなさい」
「えーー!!!」
「いつもいつも居眠りしてるバツです!」
「やだーー!!」
「後で、プリントを持って行くから、教室にいるように」
うわーー!!
完全に先生の中のブラックリストに載ってしまったかな、私。
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