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「ちょっと血糖値測ります」
指に針を刺し、出た血液を簡易血糖測定器の測定紙に吸わせ、測定させる。
測定器のモニターには１２０と出た。
かなり正常に近い。
「血糖値１２０でした。
かなりいいですよ。
血糖記録を見せてください」
患者の書いた毎日の血糖値の記録を診る。
「うん。よく血糖コントロール出来てますね。
本題のやけどを診ましょう」
「よかったでも、糖尿病でやけどするとひどいんでしょう？足切ったり」
「それは血糖コントロールにもよるんです。
かなりコントロールがかなりいいんで少し安心です。
前にもお話したように、血糖値が高いことで、血管が硬化してやられ、血流が悪くなり色んな病気となって表れるんです。やけども血管がやられ血流が悪い場合に多く壊死や感染が起こります。足の血管を広げて、血流を良くするプロスタングランディンＥ１と言う薬を使いましょう。点滴なんですけどね」
「何でやけどしたんですか」
「やかんでお湯を間違って足にかけちゃったんです」
「分かりました」
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