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群帝大学医学部付属病院第一内科医局。
痩せた体に、顔は脂ぎった肌に不精鬚、黒縁眼鏡の中年男、津田秀は人気ライトノベルを熱心に読んでいた。
読み終わると次は有名医学雑誌を読み始める。
津田は第一内科の助教で十年目の内分泌代謝内科医。
群帝大学付属病院は第一内科は内分泌代謝内科、消化器内科を担当、第二内科は呼吸器内科、循環器内科を担当、第三内科は膠原病・リウマチ内科、腎臓内科、腫瘍内科、血液内科、アレルギー内科を担当している。
後の内科系の科はそのままの診療科を掲げている。
だから外来は第一内科(内分泌代謝内科、消化器内科などと七面倒臭く掲げている)
津田の研究テーマは動脈硬化の新規薬剤の開発。
第一内科の変人(ギーク)との異名を持つ男だ。
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