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「ゆうちゃーん、また振られたね」
「どこのどいつのせいだよ!!」
「だれだろ?」
「お前だよ」
美穂ねぇは「えぇ!!」といいながら、顔を青くして言った。
「もういいや・・・」
「ゆうちゃんには私がいるじゃない」
はぁー・・・それにしても
「いつも思ってたけど、美穂ねぇは俺のこと、家では弟君、外ではゆうちゃんって呼ぶんだよ」
「だって家ではゆうちゃんのお姉さんだけど、外に出たら彼女としてゆうく「あーもういい!!わかったから・・・いやいや可笑しいから!!」
美穂ねぇは頬を膨らましながら「えーなんで?」とか言い出す。
俺は当たり前のことを言うぞ!!
「そりゃーそうでしょ!!だって外でも姉さんは姉さんでしょ?」
そう言った時、後ろからもっとも信頼してる人がきてくれ・・・グハッ!!
「悠太くん、つっかまえたぁー」
「は、はなしてください、美羽先輩」
身長155センチ強、髪が黒で髪の毛が美穂ねぇとは違って肩までのショートヘア。美穂ねぇは綺麗系だが、先輩は目がくりくりの可愛い系だ。
んで、彼女の名前は矢田美羽(ヤダ ミウ)先輩。美穂ねぇの大親友みたいで、いつも俺に抱き着いてくるが、頼りのある先輩だ。
「で、姉弟仲良く何話してたの?」
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