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「聞いてよ、みうーゆうちゃんたらね、彼女に振られたからって私を責めるの・・・」
「いやいや、元の原因は美穂ねぇが悪いんだろ?」
「そんなことないよ」と言ってから頬を膨らました。
俺は美穂ねぇに何を言ってもダメだと判断し逃げようとしたら、美穂ねぇと美羽先輩が俺の腕を捕まえた。
「「どこ行くの?」」
その、目が笑ってないんですけど・・・
今の彼女達は大変ご立腹の様子。
「いやーちょっとトイレに・・・」
「もうすぐHR(ホームルーム)始まるのに?」
俺は時計を見たらあと2分で始まる。
「あ、ほんとだ。早く教室へ行かなきゃ」
俺としたことが動揺したせいか棒読みに。
「・・・もぅいいよ、美穂いこ?」
「ゆ、ゆうちゃーん」
美羽先輩は美穂ねぇを無理矢理、引っ張りながら教室へ帰っていった。
「なんか先輩に悪いことしちゃったな・・・後で謝っとこ」
そう呟いて俺も教室へ帰った。
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