始まりは桜舞う季節

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「そこで何してんの??」 いつものように木の枝から夜空を見上げていたら突如声をかけられた 周りを見渡しても私しかいない 「私のコト??」 「あんたしかいないじゃん」 初めて私に気づいた人 それが昼間みた銀髪の彼だった 「わ、私が見えるの??」 半信半疑で聞いてみた 「見えるから話かけてるんでしょ」 ちょっと上から目線の彼 実際は私の方が高い位置にいるから私が上から目線なのに 態度では逆だ 「夜空見てるの」 「ふ~ん。名前は??」 「名前。。。分からないの」 少し悲しくなり俯きながら答える  
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