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｢ん"～…｣
結局、食事前になっても、私は居間で紙とにらめっこしていた。
そんなとき、車が家の駐車場に入ってくる音がした。
｢あ!!おとん帰ってきた!!!!｣
即行で散らかしていたテーブルの上を片付けた。
妹はゲームを片付けて、客間に移動。
お主、そっちに行ってもゲームをやるのか…。
｢ただいま。｣
｢｢｢おかえりなさぁい｣｣｣
疲れて帰ってきた父に大きな声でおかえりを言った。
なんかちょっといつもより顔が疲れてる…かな？
そんなことを少し思ったが、私はにらめっこを再開した。
だが、妹が客間に行ったことにより、テレビが解放され、気付くと今度はテレビとにらめっこをし始めていた。
｢はぁ…｣
っと、着替えを済ませ、大きなため息をつきながら定位置に座る父。
用意されたビールグラスにビールを注ぐ前にテレビのリモコンを手に取った。
｢…んあぁッ？!!｣
画面がお笑い芸人からスーツを着た男性に変わった。
｢見てたのにぃ～｣
嘆く私。
｢まぁまぁ。お父さんの時間ね。｣
なだめる母。
｢そろそろゲーム止めなさい。｣
叱る父。
｢…はーい。｣
いじける妹。
そんなんが日常の高畑家です。
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