夢の光まで、あと1000段

2/2

1人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
ふと横をみると看板が立っていた。 「夢の光まであと1000段」 前方を見ると、遥か先に 光が見える。 あの光を掴めば きっと私の夢は叶う。 そう誰かが言っていた。 1000という数字だけを見れば、 簡単にできそうだけれど 実際はそんなに簡単じゃない。 一段が私の身長より高いんだ。 一段をどうやって登ればいいのか いつになればあの光を掴めるのか 掴むと本当に夢が叶うのか 私には何もわからない。 でも私は階段にてをかけた。 何一つわからないけれど 今あの光に背を向けたら、 何もわからないまま 逃げ出した事になるから。 きっと 後悔するから。 私は、 たくさんの時間をかけて あの光を掴みに行くことにした。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加