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ふと横をみると看板が立っていた。
「夢の光まであと1000段」
前方を見ると、遥か先に
光が見える。
あの光を掴めば
きっと私の夢は叶う。
そう誰かが言っていた。
1000という数字だけを見れば、
簡単にできそうだけれど
実際はそんなに簡単じゃない。
一段が私の身長より高いんだ。
一段をどうやって登ればいいのか
いつになればあの光を掴めるのか
掴むと本当に夢が叶うのか
私には何もわからない。
でも私は階段にてをかけた。
何一つわからないけれど
今あの光に背を向けたら、
何もわからないまま
逃げ出した事になるから。
きっと
後悔するから。
私は、
たくさんの時間をかけて
あの光を掴みに行くことにした。
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