ゲームの発表

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岩清水は中学3年の最初にこの学校に転校してきた。岩清水はすぐにサッカー部に入る。サッカーのうまさと運動神経は他人より卓越している。今ではうちのエースになっている。岩清水は俺とはそこまで仲良くないが運動神経、身体能力、いろんなところで頼れる人間だ。 「ついたな」 今日は学校が一段と大きく見える。集合場所は会議室らしい。会議室に急ぐ。会議室のドアを開けるとまだ誰もいなかった。 「俺らが最初だ。まあゆっくり待とうぜ。」 岩清水は至って元気だ。うちらは一番後ろの席につく。と同時にドアがあく。入ってきたのパソコン部の部長、田中翼だ。となりには相棒がいる。なにかひそひそと喋りながら全てのイスの前にいき、見終わったところで俺らの隣に座る。 続々と入ってくる。みな相棒をつれて。野球部の菅平。ソフトボール部の一ノ瀬。男子テニス部の羽中田。女子テニス部の大塚。男子バレーの小沢。女子バレーの川田。卓球部の秋田。女子バスケ部の五十嵐。そして 「ガラガラガラッ」 一番最後に入ってきた男子バスケ部の宮 拓哉が席について全ての席が埋まった。誰一人と喋るやつはいない。 校長が入ってくる。 「はーい注目!それではゲームの発表とルールを説明します。」 「今からあなたたちには鬼ごっこをしてもらいまーす。ルールは簡単です。今から鬼になってもらう部をランダムで選びます。しかしみなさんに鬼になった部活は発表しません。つまり誰が鬼かわからない状態で鬼ごっこをしてもらいます。30分間の鬼ごっこです。そして学校内に6こ鍵がかくされています。それで学校を抜け出したらゲームに勝利したことになります。鬼は鍵をみつけてもとることは出来ません。鬼は違う部の人にたっちすることで鬼にはかわります。たっちされた部活はその時点でゲームに負けたことになり、教室に監禁になります。鬼はたっちしたらまたランダムに選びなおします。見事鬼になった部活にはメールでお知らせします。鬼はこちら側の本部では確認できます。また各階に設置されてるパソコンの画面に現在の鬼は表示されています。その他は確認する方法は鍵をとれないということです。つまり追いかけてタッチしてもよし。騙していつの間にかたっちもありです」 6つの部活以外は廃部になるのだ。みんなのために生き残るしかない。 となりのパソコン部が笑ってたのが気になった。
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