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神威に近づく神楽
「馬鹿兄貴…お前はバーコード頭じゃなくってただのハゲにしてやるアル!!パピーの恨みは私が晴らすアル!!」
ハサミを持って暴れる神楽
を片手で抑える神威。
っとその時
プチンッ
神楽の手が神威のアホ毛を一本抜いた
「一本取ったアルー!!」
シーンと静まり返る辺り
「ねぇ、今何した?」
神威の低い声が辺りに響く
「次俺の髪触ったり毛抜いたりしたら…殺しちゃうぞ」
さっきとは打って変わって
神威の明るい声…作り笑顔
普通の人間だったら
ゾゾッとする程恐ろしい顔
それでも神楽は兄の毛を
刈ろうと必死だった。
「ね~ね~神楽ちゃん止めようよ~」っと父
「嫌アル!!バーコードを馬鹿にした馬鹿兄貴に仕返しするアル!!バーコードは貴重価値アル!!」っと娘
「・・・」
「ねぇ~神楽ちゃん…お父さん、馬鹿にされてる気がするんだけど…」
「馬鹿にしてないアル!!ただけなしてるだけアルよ!!」
「そうだよハゲ…俺達はただけなしてるだけなんだ♪」
「お前と一緒にするなアル!!」
「やってる事は一緒だろ?なら、いいじゃないか」
「良くないアル!!」
そんな会話をよそに…
「育毛剤買って来よ…」
コンビニにダッシュで育毛剤を買いに行く父
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