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「好き」…そんな一言が
言えれば,どれだけ幸せ
だったか‥
別れはいつも唐突で…
気づいた時には目の前から
大切なものが無くなってる。
いつだって喧嘩できた…
好きな時に,
好きな場所で…
でも今日は,
いつもと何かが違った。
何でこんなに不安アル?
万事屋に帰ってから,
側にいた新八にいつも
外周りをしている筈の
新選組が居なかったと言って
みた。
新八からはいつもの
笑顔が消えて…
黙って俯いていた。
「どうしたアル?」
『あのな,神楽…』
居なかった筈の銀ちゃん
が現れて…
新八と顔を見合わせて
頷き合い何か決心したよう
に同時にこっちを向いた。
『えっとね,神楽ちゃん』
沈黙を破ったのは新八
だった…
『落ち着いて聞いてね?あのね,見回りしてる時に沖田さん達のチームがテロに巻き込まれて…仲間を庇った沖田さんが…』
私には,もう新八の声が
届いてなかった…
死んだ…?
アイツが?
…なわけないアル!!
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