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「それよりもほらっ、早く準備しないと朝御飯始まっちゃうよ?」
「わかってるよ」
秋哉に促されるがままに、匡姫も洗面台へと足を向ける。
鏡に映った自分を見つめると…いつも通りの顔が、そこにはあった。
通常――枕が変わると、中々寝付けない彼。
しかしその顔は普段通りで、寝不足でもなく…逆にスッキリしている。
(…――ゃっぱ、アイツといたから…?)
「ねぇ」
「っ!?」
「…?何、ビビってんの?」
「な、んでもねぇょ」
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