第十二章~水と油~

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「おはよう」 朝食も終わり、続々と生徒達がロビーに集結する。 最小限の荷物だけを持ち、皆が笑顔で会話を楽しんでいる。 二日目となり、余計に興奮が上昇しているのであろう。 匡姫と秋哉も同じように、ロビーへのエレベーターから降り立った。 途端――ロビー側からの視線が、一気に自分達へと密集する。 しかも…間違いなく、《女の目》 「…――変わんねぇな、コレ」 「仕方なくない?須賀様なんだしっ」 「良く言う…お前もいるからだろ」
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