第十二章~水と油~

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「須賀様程じゃないけど?」 「…だから、嫌なんだょ」 「仕方ねぇって!だって、今日のお前――雑誌のモデルにも負けてねぇもん」 「…………」 「やっぱお前、センスあるわ」 匡姫が本日着用している服装は、あの日――秋哉と二人で買い物巡りをし、購入した物。 元々センスのある彼だから、さすが…と呼べるデザイン。 尚且つ、隣にはNo.2の彼である。 センス抜群の二人が私服で揃えば――有名雑誌専属モデルの奴でさえも、果たして勝てる見込みがあるかどうか…。 それが彼女達にもわかっているから、目を奪われているのだ。
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