ファイル5 ヒル夫妻事件
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その人物は人間のように見えたが、目は不自然につり上がった不気味な顔をしていた。 恐怖にかられた夫妻は慌てて車に乗り込み、国道をひた走ったがいつしか意識が遠のいていった。 次に気がつくと夫妻は何事もなかったように国道を走っていた。 だが道路標識を見るとUFOを目撃した地点から50キロも離れていたのだ。 しかも帰宅時間を二時間もすぎていた。 見れば靴の底はすり減り、ベティの服は裂けていた。
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